三種の神器、2004年木村
今年もどうぞよろしくお願いします。2004年はみなさんにとって、どのような一年になるのでしょうか。また、みなさんはどのような一年にしたいと思いますか。平成15年 年末家電商戦の主役は、新・三種の神器とされる「DVDレコーダー、薄型テレビ、デジタルカメラ」だったそうですね。最近、「うちはオール電化住宅で」という話も聞きましたが、みなさんのご家庭にはこれらの新神器がすでに導入されているのでしょうか。
先日、「風の谷のナウシカ」のDVDが発売になったそうです。何でも、スタジオジブリの中でこの作品だけがDVD化されていなかったらしく、「もう、感激です!」なんてコメントをよく目にしました。私は中学生の頃、友だちにビデオを見せてもらってこの作品を知りました。なるほど「世界野生生物基金WWF推薦」、中学生ながらにとても感動したものです。しかし当時わが家にはビデオデッキがなく、近所の電気屋さんで見せてもらったことを憶えています。それから音声をカセットテープに録音してもらい、映像を思い出しながらそれを聞いたものです。
私の趣味は音楽です。洋楽、邦楽、映画音楽、ミュージカル、ハワイアン、フレンチ、ピアノ、クラシック、合唱曲にクリスマスソング、自分が心打たれる音楽はジャンルを問わず極めたつもりです。作曲まではできませんが、楽器もするし、歌もうたいます。さておき、初めてレコード(録音物を“レコード”といいますね)を買った頃に、CDがレコード盤に取って代わりました。カセットに比べて超高音質のデジタル録音ができるDATやMDが話題になった大学時代に、「これだ!」とアルバイトを4つ掛け持ちして、当時1台¥98,000もするMDを買いました。こんどはビデオに代わるDVDが録画もできて便利になり、より美しい映像と音楽を私たちに伝えてくれるようです。
「生活水準を上げることは容易でも、下げることは難しい」といいますね。私も高校を卒業してすぐに単車に乗ると、自転車にはなかなか乗れなくなりました。車に乗るようになると、その習慣からなかなか離れられません。最近はできるだけ歩いたり自転車に乗ったりすると、車では得られない心地よさを感じます。確かに、ハードディスクにテレビ番組を録画することはとても便利だし、寒い冬は少しの距離でも車に乗りたくなります。しかし「便利さだけがすべてではない」、不便だからこそ得られた大切なものを2004年も決して忘れない、そんな1年にしたいと思います。