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懐かしい味?
藤浪

 懐かしい味といえば、おふくろの味を思い浮かべるだろうか? それも確かに懐かしい味だが、私には別の懐かしい味がある。厳密にいうと「懐かしい味だったんだ(過去形)」である。私にはずっと以前から好きなスナック菓子がある。ちなみにそれは「明○、カ○ル」。それもなぜか「うすあじ」が好きなのだ。このスナック菓子には、他にもチーズ味、カレー味、その他、様々な種類が発売されていてそれはそれなりにおいしいと思うのだが、なぜか私の口にピッタリ合うのは「うすあじ」なのである。買い物に行っても、やはり目に留まるのはこの「カ○ル」の「うすあじ」なのだ。そして、今やこの嗜好は私の友人たちの知るところとなっている。
 
 なぜ「カ○ル」なのか? そんなことは考えたこともなかったが、最近、母からこんな話を聞いた。「あなたが小さい頃、よく『カ○ル』を食べさせていた、それも『うすあじ』を」と言うのである。母は、最初「子供にスナック菓子なんて…」と考えていたそうだが、母の知り合いが「カ○ルは大丈夫」というのを聞いてから与えるようになったそうだ。母の知り合いがなぜそう言ったのかは定かでないが、恐らく「ノンフライ」というフレーズが関係しているのではないかと推測している。
 なぜ「カ○ル」なのか? その答えが今になって思いもかけない形で理解できたような気がする。そういえばこんな話を聞いたことがある。あるハンバーガーチェーンの代表者の言葉だが、人は自分が小学生の頃までに食べた味をいわば「おふくろの味」として一生覚えているのだそうだ。それで、そのハンバーガーチェーンでは子供たちに自社のハンバーガーを食べてもらうことに力を注いでいるというのだ。そうすればその子供は大人になってからもその会社のハンバーガーを食べてくれることになる。つまり、お得意様になってくれるというわけだ。
 
 なるほど、その見解が正しいとすると他にも思いあたる節がある。私は、この「カ○ル」のみならず他にも「森○のムー○ライトクッキー」、ハンバーガー等のファーストフードが大好きだ。ハンバーガーなどは、小学生の頃から友達とよく食べに行ったものだ。つまるところ、私はまんまと企業の術中にはまったというわけなのだろう。
 
 「三つ子の魂百まで」ということわざがあるが、食べ物についてもそうなのかもしれない。このコラムを書いていると何だか無性に「カ○ル」が食べたくなってきた。ここしばらくの間、間食は控えていたが久しぶりに買ってこようと思う。
 
 
 
(おまけ)
みなさんは「カ○ル」の中に「カ○ルおじさん」が入っていたことがありますか? この「カ○ルおじさん」、聞くところによると100袋に1個の割合でしか入っていないとのこと。この超レア? な画像をじっくりご覧ください。

J-PRESS 2006年 11月号