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しめきり
木村

 夏期講習が23日で終わりました。今月の「くじ引き」でコラム担当が決まっていたのに、前もって準備しておかないのがいけないのですが、しめきりの2日前に「あ、コラム担当!」と気付いて追われる始末。生徒のみなさんに、「時間に余裕をもって塾に来なさい」とか、「計画を立てて勉強しなさい」とは言えないですね。
 
 急いで、何について書こうかな、と考えてみました。幸か不幸か、ここ数ヶ月は何かと慌しく、テレビも見ていなければ、最近の話題にもついていっておりません。ニュースの類も、インターネットのポータルサイトで知るばかりで、「○○と××が結婚したらしい」とか、「○○が芸能界を引退したらしい」程度の認識です。スポーツネタも、「なでしこジャパンが優勝したらしい」くらいの感覚でしかなく、今日の雨がいつまで続くとか、イオンのサマータイムはいつで終わるとか、何も知らず、まったく世間離れした状態です。
 
 じゃあということで、自分の過去のコラムを読み返してみました。うーん、どこか説教じみた文章だったり、何かを否定するような内容だったり。「できるだけ、負の会話をしないように」とは、最近よく周囲からも言われるし、自分が周囲に話すこともあります。それこそ、小学校や中学校で教わるような、「他人の良いところを探しなさい」ではありませんが。欠点を見つけて攻撃したり、何かを否定したりするような話題は発言しやすいもの。しかし、そのような話題は、周りの人たちを不愉快にさせることが多いです。悪く言ったり、否定的な意見を述べるのではなく、プラスの話題を多く提供できるように。ちょっと抽象的ですが、慌しくて何もできていない自分の、最近のマイブームとも言えるかもしれません。
 
 それと関連して、幅広く、多くの人たちに受け入れてもらえる人はどんな人なのでしょう?これも最近のマイブーム。話しかけられたときはいつも笑顔で、話題に合わせて会話を弾ませることができて、時には自分らしさも覗かせる…。何かの「ハウトゥー本」みたいですね。人付き合いとは難しいものですが、これほど大切なものはありません。何年か前にも書いたような気がしますが、周囲の人が「話しかけやすい」人でありたいものです。おっと、今回もまた、説教じみた内容になってしまいました。やはり、しめきりに追われていると、真面目くさったことしか書けません。でも、これでようやく、明日からの夏休みに入れます。笑

J-PRESS 2011年 9月号