全国GW真最中。著名な観光地へ向かう幹線道路は車で埋め尽くされ、陸・海・空の交通機関も増発・臨時便で対応するも超満員。人気の宿泊施設は数ヶ月前から満室・キャンセル待ち受付中の嬉しい悲鳴。毎年30万人以上の観光客が訪れる『砺波チューリップフェアー』、周辺道路は地元住民の日常生活にも深刻な悪影響を及ぼす大渋滞。砺波、小矢部IC付近では数km手前から出口を目指す車列。
 
 宿泊施設や飛行機・列車の予約方法はここ10年で劇的に様変わり。旅行会社の店頭にあるパンフレットから選択して予約する方法も健在ではあるが、主流がインターネット予約に移行しつつあることは否めない。数ある旅行商品（ホテル・旅館、航空会社）の中から自宅でゆっくり比較検討が可能。「家族４人、●▲m²の客室」「午後に自宅を出るフライト」「海が真正面に見える高層階」、事細かなリクエストも可能。
 
 先月末、米国在住の伯母TOSHI（68歳）が娘デニスと共に35年ぶりの帰国（詳細は2009年１月の「私はMs. TOSHIで考えた」を参照）、富山県と故郷沖縄に２週間滞在。ロサンジェルス⇒成田⇒小松、那覇⇒成田⇒ロサンジェルスの航空券はデニスがネットで購入、僅か１,030ドル（空港税、燃油費込）。国内航空券、10泊以上の国内宿泊施設（北陸の温泉旅館、沖縄のホテル）は私がネットで予約・購入。
 
 眺望、間取り、食事に関する希望、座席番号2 - AC。ネット予約は細かなリクエストに正確無比に応え、長男坊として、完璧なツアーコンサルタントとしての面目躍如、胸を撫で下ろし帰国日を迎える。当日午前９時、那覇空港に向かったTOSHIから電話、「成田行きの出発が遅れるみたいで…成田でロス行きに乗継げない！」。スマートフォンじゃ埒があかない。米国系航空会社、２社の国内航空会社に直接電話。
 
 翌朝TOSHIから電話、「今サンディエゴの家に着いたよ、デニスも元気。明さんありがとう！ 那覇発成田行きを他社便に振替えて貰って予定通りロス行きに間に合ったよ。成田で飛行機降りたらブリッジで航空会社の職員に呼止められて。荷物をピックアップするのも、別のターミナルビルに移動するのも、ロス行きのチェックインもその人が手伝ってくれて…」。電話でのリクエストすべてが完璧に実行されていた。
 
 「それからね那覇のホテルの部屋にWelcome back to JAPAN, TOSHI !!って書いたボードと可愛い花、沖縄産のフルーツが飾ってあってね…」、ホテルスタッフの素敵な機転に感謝した。