城西セミナー城西セミナー

お正月
木村

 先日、「四月一日って何て読むかわかる?しがつついたちじゃなくて、人の名前…」という話題がありました。「なんで、わたぬき、なのですか?」と聞かれ、「四月一日は、綿を抜く日だから」「え?何の綿ですか?」…。
 
 さて、12月28日の今日になってようやく年賀状を投函したのですが、偶然、「お正月を迎える前の6つのやるべきこと」という記事を見つけました。基本、なになには常識だよ、みたいに言われるのは好きではないのですが、面と向かって言われているわけじゃなし、役に立つことが書いてあるかも、と、少し読んでみました。
 
(1)28日までに年賀状を出す
 年賀状は12月25日までに出せば、元日に届きます。早めに準備をするようにしておきましょう。それを過ぎてしまっても、28日までに出せば元日に届く可能性はあるそう。1月7日以降に届くものは寒中見舞いになるので、間違えないように。
 
(2)大掃除は28日までに済ませる
 一年の汚れを落とすことを“煤払い(すすはらい)”といい、古くは12月13日が煤払いの日とされていました。大掃除を始めるのは12月13日頃から。年末にバタバタすることがないように、28日までには終わらせるのが良いとされています。
 
(3)28日まで、もしくは30日に門松を立てる
 家の門前に立てる門松は、歳神様が下界に降りてくるときの目印となるものです。門松を飾る時期ですが、松迎えで採ってきた松を、通常であれば12月13日~28日、または、30日に飾ることになります。31日に門松を飾ることは、一夜飾りといわれ、避けるべきとされています。29日に門松を飾ることも、苦に通じるということですから、この両日には門松を飾らないように注意しておきましょう。
 
(4)しめ縄も門松と同じ時期に飾る
 歳神様を迎え入れるために玄関や神棚に飾るのがしめ縄です。しめ縄も、門松と同じように暮れの29日や31日は避けて、27日か28日に飾ります。正月7日の朝(地方により15日)、七草がゆを食べた後でとりはずし、どんど焼きで燃やします。
 
(5)鏡餅は29日を31日を避けて飾る
 鏡餅は、さまざまな縁起もの(だいだい、海老、昆布、裏白、ゆずり葉、柿串など)を組み合わせて床の間か玄関に飾ります。大掃除が終わった後、29日と31日を避けて、キレイにした場所へ飾りましょう。鏡餅を下げる日は地域によって異なりますが、松の内(1月7日)が開けた1月11日に行うのが一般的です。食べるときは、包丁などの刃物で切るのはご法度!木槌などで割るようにしてください。
 
(6)年越しそばは年内に食べきる
 長く伸ばし細く切って食べるそばは、延命長寿の縁起物として古くから大みそかに食べる習慣があります。年越しそばは年を超す前に食べたほうが良いという説があります。そばは切れやすいので「災いを断ち切る」につながります。そこで年内にそばを食べて、災いを断ち切ろうということ。
 
 年賀状は、ギリギリセーフ(表現古いですか?笑)でしたが、大掃除は…。皆さんはこの「常識」、いくつ知っていましたか?本年もどうぞよろしくお願いします。

J-PRESS 2015年 1月号