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私は『日本海高岡なべ祭り』で考えた
石黒

 初雪の便りが聞かれそうな今日この頃、お楽しみは高岡市街地中心部で毎年行われる『なべ祭り』、第33回を迎える今年度は1月13~14日に実施予定。大和横をメイン会場に、大仏寺・ウイングウイング高岡・クルン高岡でも。銅・アルミ製のジャンボ鍋は直径2m、イオンモール高岡から出るシャトルバス、商工ビル・農協会館・市役所の駐車場を利用し万葉線に乗換えるパーク&ライドなどアクセスも多様。
 
 主催は『高岡なべ祭り実行委員会』、共催には『高岡市・高岡市商工会議所』などが名を連ねる。すり身ごっつお鍋・海鮮シチュー鍋・さといも汁・氷見うどんなど特産品を使ったものから、イタリアントマト鍋・イベリコ豚鍋・信州ひんのべ汁・八戸せんべい汁・ヒスイ海岸タラ汁・酸辣湯鍋・カレーちゃんぽん・ミネストローネ・クラムチャウダーまで多種多様。宣伝告知(TV、ラジオ、新聞)が功を奏し催しは大盛況。
 
 南砺市と昭和61年から姉妹都市になっている北海道河西郡中札内村、この地でも6年前から『スロウ村の仲間たち』と銘打ったイベントが。昨今来場者が5,000~8,000人(1日あたり)となり、会場を中札内農村休暇村フェーリエンドルフから、隣接する更別村にある『さらべつカントリーパーク』へと。審査を通過した出店者数は100超え、選りすぐりの飲食ブースや本物の十勝の酪農製品・工芸作品が揃っている。
 
 主催は地元の『ソーゴー印刷』ただ一社、地方自治体の補助・制約を頑なに拒み、出店ブース料と企業協賛金のみで賄う。1,000台以上の車は借上げた十勝スピードウェイの駐車場へ、無料シャトルバスで会場まで3分。来場者を誘導するスタッフ・バスの運転士・ブーススタッフの微笑、広大な緑地に心地よいライブミュージック。「今晩は中札内農村休暇村でグランピングなんです、ご一緒にいかがですか?」

J-PRESS 2018年 12月号