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さくら
島竹

 春と言えば、みなさんは何を思い浮かべますか。ごく平凡な答えですが私のばあいは、やはり桜の花の美しさが思い浮かびます。毎年この時期になると連日さくらの名所が賑わうところをみると、きっと多くの人も同じように思われているのではないでしょうか。
 ところで、日本人の桜好きは古今東西を問わないようで、いにしえの歌人もさくらの花によせて、たくさんの和歌を詠んできました。ここで問題です。そのうちの一つ、次の和歌を詠んだ人はいったい誰でしょうか?
 
 花の色は うつりにけりな いたづらに
 わが身よにふる ながめせしまに
 
ヒント:絶世の美人としても有名です。

小野妹子


J-PRESS 2001年 4月号